ドル購入平均価格の重要性



アメリカ株投資を開始してから、定期的に円をドルに換えています。

ドル平均購入価格把握の重要性

アメリカ株は当たり前だが、すべてドルで取引されます。

なので、仮にアメリカ株が倍になり、配当金も増配により倍になっても、ドルが半分になると、円建てで資産及び配当金も半分になります。

なので、資産管理するためにドル平均購入価格及び損益率

を把握する必要があると考えています。

ドル平均購入価格2017年6月編

私は上記の理由から、ドル平均購入価格損益率を定期的に統計を取ってグラフ化しています。

2017年6月24日の現在のドル平均購入価格は下記のグラフの通りになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在のドル平均購入価格は114.9円

損益率は、-3.21%になっています。

数字のマジックは恐ろしい。


突然ですが、ここで問題です。

いんべす君が1ドル100円で100ドルを購入して、株価10ドルのA株を10ドル購入しました。

ドル平均購入価格の損益率が-10%になり1ドル90になった場合、円建てで保有しているアメリカ株が損益プラスマイナス0になるには、保有しているアメリカ株が何パーセント上昇すればよいでしょう?

答えは +10%

ではありません。

では、計算してみましょう。

A株 株価11$(10%上昇)×10株=110$

110$×90円=9900円になります。

あれ?100円どこ行った?状態w

 

本当の答えは11.1%の上昇が必要です。

 

 

A株 株価11$(11.1…%上昇)×10株=111.1$

111.1$×90円=9999円になります。

ドルが下落した際は、同じ騰落率では損失を取り戻せないということです。

 

ドル下落時、損失を取り戻すのに必要な株価騰落率をまとめてみました。

ドル騰落率 株価騰落率
-5% 5.3%
-10% 11.1%
-15% 17.6%
-20% 25.0%
-25% 33.3%
-30% 42.8%
-35% 53.8%
-40% 66.7%
-45% 81.8%
-50% 100.0%
-55% 122.2%
-60% 150.0%

 

感想

数字のマジックは恐ろしいですね。

この数字のマジックは逆でも同じことですが、株価が3割下落したから、ドル43.8%上がれ!とはなかなかならないですよね。

株は個別銘柄を入れ替えたりすることでドル下落分の損失は取り戻せるかもしれませんが、株の下落はドルの売買ではどうしようもできません。

この記事を書いていて今後はよりドルの変動には気を向けなければいけないと感じました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

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