ヘリコプターマネーとは?
あたかもヘリコプターから現金をばらまくように、中央銀行あるいは政府が、対価を取らずに大量の貨幣を市中に供給する政策。米国の経済学者フリードマンが著書「貨幣の悪戯」で用いた寓話に由来。中央銀行による国債の引き受けや政府紙幣の発行などがこれにあたる。ヘリコプタードロップ。ヘリマネ。
[補説]中央銀行は通常、市場に資金を供給する際、対価として民間金融機関が保有する国債や手形などの資産を買い入れる(買いオペレーション)。ヘリコプターマネーの場合、そうした対価を取らずに貨幣を発行するため、中央銀行のバランスシートは債務だけが増え、それに見合う資産は計上されず、債務超過の状態になる。その結果、中央銀行や貨幣に対する信認が損なわれる可能性があるため、平時には行われない。ーデジタル大辞泉より―
中央銀行や貨幣に対する信認が損なわれるということは、急激な円安になる可能性があり禁じ手ともいわれています。
日銀が行うヘリコプターマネーとは?
本年9月21日の日銀政策会合で決定した、イールドカーブ・コントロール政策が影響しています。
イールドカーブ・コントロールとは長期金利の目標を0%にして、金利が上昇すれば、日銀が国債を無制限に買い支えて金利をコントロールするという政策です。

本年の7月7日に日銀は長期金利の指標となる新発10年利付国債347回債を買い入れる利回りは前回と同じ0.11%を指定しました。
現在の10年国債の利回りは0.094%になっており、指値まで0.016%と迫ってきております。
現時点では、指値の0.11%が圧力となって10年国債の利回りは0.11%を超えていませんが、超えてしまえばヘリコプターマネーの始まりとなります。
世界的に利上げムード
未だに経済緩和を続ける日本とは対照的に世界各国では金融引き締めの局面に入っています。アメリカでは本年6月15日に3回目の利上げを行っており、今後も利上げすると予想されています。
欧米が金利政策が正常化に向かえば、世界的に利上げ圧力が高まります。
日本もこの圧力により10年国債の利回りも0.011%を超えてくるかもしれません。
そうなれば日本は、急激な円安に見舞われる可能性があります。
トランプ氏の指先介入はあるか?
トランプ氏は日本が円安誘導していると感じると、得意なTwitterを使い指先介入が行われてきていましたが、現時点は指先介入が行われていません。
もし介入が行われば、一時的に円高になると思いますが、世界の流れに沿って金利上昇します。国債の利回りが上昇すれば、国債利払いが上昇しますので、日本の財政収支悪化し日本信用不安により円安になると思います。
もし介入が行われなければ、このまま世界的利上げ上昇圧力により、日本の10年国債の利回りが、0.011%を超え、日銀が国債を購入し、そのまま上昇するのであれば、0%になるまで国債を買い続けるはずです。
そして日米の金利差が開いて、円安になります。
ん?結果円安じゃないか。。。。
正直、経済学者が円安になりますとか、円高になりますって意見は両方あるから誰も、わかりませんw
諸説パラダイスやーw
自分で判断せい。
私の予想は絵空事的になっていますが、現実味のあるシナリオだと思います。
結論は少々ぶれてしまいますが、為替も株も色々な意見あるので、日々ニュースに目に通して格好の経済状況をチェックし、いろいろなデータを取捨選択して自分で判断し、することがより重要になってくると思います。
結局自分は予想が下手だと自負しているので、ドルコスト平均法に落ち着いていますw
ここまで読んでいただいてありがとうございます。