マンガなので手軽に読める。
この本の優れていることは、マンガなので難しい経済の歴史も手軽に読めるということです。
マンガといえども、情報量はとても多くぎっしりと詰まっています。
この筆者は、多くの経済学者の文章を読み、だれでもわかりやすく理解できるような本を制作しており、マンガ内のところどころに、筆者が解説を加えているので、とても分かりやすいです。
個人的に超良書だと思うので何回か読もうと思います。
歴史は繰り返す
経済は歴史から学ぶことが多いとよく言われていますが、この本で経済の近代史の大まかな流れは理解できると思います。
この本を読んでの感想なのですが、いつの時代もお金を持っている人が力をつけて、社会に大きな影響力を与えるということです。
歴史の中では、大企業が政治にかなり大きな影響を与えながら歴史は動いていることも読み取れまし、大企業や大金持ちが有利になるように社会のルールも構築されているように感じ取れます。
いつの時代も経済ピラミッドとの下位層にいる人は厳しい生活を強いられている印象です。
私個人的には、この資本主義社会を否定も肯定もしませんが、歴史から経済の動きを学び今後の投資方針に生かせると思います。
具体的には、株を買うこと、株を買うと会社の一部を買うのと同じことで、会社が利益を上げればその分株主に還元されるので、普通の一般人が大企業に搾取されないようにするためには大企業の株を購入して、少しでも大企業側についてほうがいいと思います。
今のトランプ政権に酷似しているレーガノミクスについても載っています。
今のトランプ政権に似ていると言われている、レーガノミクスについても詳しく載っています。
レーガノミクスでは、小さな政府を公約に掲げ、赤字の出さない財政、規制の撤廃、大型減税をかざし、雇用を増やすために軍事費の拡大をしたといわれていますが、この本で著者は「レーガンは増税した」と発言しています。
レーガンは1982年と1983年に増税を実行しおり、富裕層以外の国民は払う税金量が増えたともいわれています。
エコノミックスのレーガミクスの部分を読んで、トランプ政権でも双子の赤字を抱え、悪性のインフレがアメリカを襲う可能性もあると感じました。
そして、この本を読んでいて、経済を歴史から学ぶに今の好景気もいつかは暴落に転じると再確認いたしました。
まとめ
この本を読んで、いろいろ考えさせられるものがありました、歴史上で発生する大きな出来事はお金が絡んでいることが非常に多く、特に戦争とお金は密接な関わり合いがあると思います。
私は、投資をするにおいて光の部分しか見ないようにしていましたが、お金にまつわる闇の部分も理解していないと本質が見えてこないのではと感じました。
また会いましょう。
![]() エコノミックス マンガで読む経済の歴史 [ マイケル・グッドウィン ]
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