無利子で1憶借りますか?の問いに対して私は間違いなくYESと言う。



【借金de投資】無利子で借りられる1億円があったら株を買いますか?

つみたて次郎さんが【借金de投資】無利子で借りられる1億円があったら株を買いますか?

の記事に私のツイートが登場していたので、その問いに答えつつ、私のツイートの記事の補足をしようと思います。

無利子で1億円借りる条件

つみたて次郎さんの記事で借りられる1億円の条件は

・無利子で1億円が借りられる。
・使い道は完全に自由。
・返済は30年後に一括で行う。

になっています。

この条件であれば秒速で首を縦に振ります。

仮に100万を無条件をもらえるか無利子で1憶借りるかの2択でも私は秒速で1憶円借りることを選択します。

1億を無利子で借りることの価値

つみたて次郎さんの記事でも書いてありましたが、個人が無利子で30年1億円を無利子で借りるのは超困難だと思いますし、無条件であれば有利子でもかなり困難だと思います。

お金を借りるためには、信用力が必要になるので、1憶無利子で無条件で借りれる属性の人はどのような属性の方か想像がつきませんが、年収1億円くらいのサラリーマンだったら可能かもしれません。

この条件であれば、借金に対してアレルギーがある方以外は間違いなく喉から手が出るくらいのお宝ローンになります。

上記の動画は「30分でわかる経済の仕組み」という動画ですが、この動画を見たらわかるように、世の中に流通しているお金はほぼ借金であることがわかります。

借金することは経済活動をするためであって、さらに事業や投資をするために非常に重要なツールになってきます。

上場企業も企業活動するために借金している会社がほとんどです。

財務上では実質無借金の企業も多くありますが、戦略的に借りている企業も多くあります。

1億円のパワー

1億円というお金は大金です。

超大金持ちだったら、そうは思わないかもしれませんが大半の人は大金だと思うはずです。

その1億円には1億円なりのパワーがあります。たとえ借金であったとしても。

私が1億円無利子で借りたら

ここで簡単に私が1億円借りれたらのシミュレーションをします。無条件でお金を借りれるということなので

もし私が、1億円無利子で借りれるとすれば、不動産貸付業の会社を立ち上げます。

そして、無利子の1億円で

  • 中古木造アパート(築10年以内を目安とする)
  • 価格 5000万円(土地値50% 建物50% 積算評価4000万)
  • 利回り 10%
  • 駅から5分以内
  • 人口減の影響が少ない都心部

の物件を2棟ほど買い不動産貸付業を行います。

空室率や経費率等も入れてシミュレーションします。

  • 空室率 15%
  • 経費率 15%(管理費、修繕費、固定資産税、等々)(本来ここに借金の利子が入りますが無利子)
  • 法人税 15%(法人節税は幅が広いですが、わかりやすく15%で)

でシミュレーションすると年間の事業所得は下記の通りになります。

売り上げ1000万円-(空室率150万円+経費率150万円)=課税所得700万円

課税所得700万円×0,85(法人税)=595万円(本来ここに月々のローン返済が入りますが、30年後一括返済)

のキャッシュフローを手に入れることができます。

ここでは会社経営による節税の幅が広がるメリットは省略しますが、私はこの595万円は不動産賃貸業の運営やさらに不動産を買うための資金に回したいと思います。

自分の生活費は、アルバイトなどして稼ぎますw(場合によってはしなくてもいいくらいの収入はありますが)

30年後の出口戦略

30年後には1億円の返済が待っていますので、出口戦略を簡単に練ろうと思います。

30年後の不動産の価格を予測することはかなり難しいですが、ここでは積算価格でシミュレーションしたいと思います。

需要の落ちなさそうな都心部を選択することによって土地値値下がりのリスクは防げると思います。

都心部は30年後人口下落しても、その対策として居住区を都心部に集中させる「コンパクトシティ政策」で都心部の土地の需要は落ちず大きく下がらないと思っています。

30年後には建物の価値はなくなりますので、この2棟の不動産の価値は土地値だけになります。

土地値が下がらなかった場合、この2棟の資産価値は積算価格で4000万円になります。これでは1憶円返せませんが、30年間稼ぎ続けたお金が残っています。

595万円×30年間=1億7850万円

ただ、家賃を30年間維持し続けるのは厳しいと思うので、ここでは家賃下落率も考慮して、-1000万円1憶6850万円と計算します。

30年後の純資産は

1憶6850万円(現金)+4000万円(アパート2棟の価値)-1億円(無利子借金)=1億850万の純資産が残ります。

1億円には経済活動するにおいて大きなパワーを持ちます。

30年も無利子で1億円借りて運用すれば、マイナスになることのほうが難しいように感じます。

さらに規模拡大できる。

上記では事業所得は再投資せずに現金で持ち続けているシミュレーションですが、私はもちろん不動産の規模拡大をさせます。

さらに、不動産規模を拡大させたい場合は、銀行からお金をお金を借ります。

銀行は私が

売り上げ1000万円-(空室率150万円+経費率150万円)=課税所得700万円

課税所得700万円×0,85(法人税)=595万円

稼げる経営者(会社)と評価してその信用力で再び融資を受けることができます。

もちろん、その際に保有資産(不動産の価値)や借金の残債も評価対象として見られますが、無利子の借金は逆に評価+対象になると思います。

銀行から借りる場合はもちろん有利子になりますが、どんどん規模を拡大することができます。

配当金生活が本当の不労所得

ただ、不動産会社の運営は不労所得ではないので、本当に何もしないでお金を得るには株の配当収入が良いと思います。

私であれば、VIG(米国株連続増配ETF)に投資をします。

【VIG】バンガード®・米国増配株式ETF2018年3回目の分配金受領。前年同期より16%増配!

VIGの現在の分配利回りは約2%なので、200万円の配当を手に入れることができます。ただ、米国の課税と日本の課税で28%ほどの税金がとられるので、約144万円のキャッシュフローを手に入れることができます。

さらに、ここでも毎年5%の増配するシミュレーションで行くと

30年後には、864万×0.72(税金)=約622万円の不労所得を手に入れることができます。

ただし、これは皮算用でしかありません。

そして、30年後のVIGの価格もおそらく

30年後のVIGの価格+30年間のVIG総分配金>1憶円(借金)

だと思います。

資本主義が続く限り、成長率に変動はあると思いますが、色々なイベントをこなしながら経済成長し続けると思います。

また、経済成長するということは同時にインフレすることにもつながりますので、30年後の1億円の価値は今より低いと思います。

その分、借りた人のほうが有利になります。

資本主義経済は経済成長が止まるときには、社会制度の改変がおかなわれているかもしれません。

その時はその時ですが、私は低い金利でお金を借りれるのであれば借りたほうがいいという考えです。

仮にハイパーデフレみたいなことが発生した1億円返せなかったとしても、決して死ぬわけではありませんしその時は自己破産か会社が倒産することになりますが命までは取られません。

奨学金ツイートの補足

このツイートで私が、「奨学金を無利子で借りて投資しなさい」と言ってるように捉えられてしまっていたら申し訳ありませんでした。

“そらいふ”を立ち上げるまで−思考編−

そらさんはブログ上で

私には借金があります。

すべて学費。奨学金500万強。(2018年現在、残り480万)

毎月真面目に地道に返済しておりますです。

生活費に影響しない余裕資金でやらないと、メンタルも元手も持たないなと感じました。

ちょこちょこトレードしては資金を減らしていました。

そらいふより

このような記載をしており、仕事や奨学金について悩んでいる様子だったので。

「奨学金の債務があっても投資をして良い」と言う趣旨でツイートしました。

奨学金の契約内容等は詳しくはわかりませんが、

おそらく、あなたに資産があったら優先的に返済し、貯蓄&投資は一切ダメ

というような内容ではなく、そこまで拘束するものでは無いと思います。

奨学金は借りる時、返済計画に基づいて返済していきますが、収入がそれを上回る人であれば、貯蓄&投資をする余裕が出てくると思います。

そこで、投資をしたほうがいいのか、繰り上げ返済をしたらいいのか?という考えになると思いますがそれに対して

奨学金は無金利を含めとても利率が低いので運用をするのであれば積極的に返さなくていいと思います。

仮に480万円の奨学金を今すぐ返すより、投資して480万円を7%で運用すると(7%−奨学金の金利)のスプレッドが取れる。

とツイートしたのです。

(運用利回りの7%については72の法則にあてはめて簡単に出したものであるので、10年で倍、30年で8倍の資産になるという複利の力を示すため数値のつもりで定めました。

それについても、安易なシミュレーションであったと思いますが、私は投資をしてない人に対して複利の力を理解してもらうための趣旨でツイートしました。

今後S&P500はどのような成績を残していくのかは、誰もわからないと思います。)

奨学金は学業に使うための借金であって、投資するために借りるのはもちろんよくないと思いますし、おそらく違反だと思います。

私自身ツイッターでこのような反響を受けたのは初だったので、対応に困りましたが1ツイート170文字の難しさを痛感しました。

今後は安易なツイートは控えたほうがいいと学びました。

まとめ

ここの記事はあくまでも私の考えであって、私の借金に対する考えをまとめると。

  • 借金に対する考えは人それぞれ
  • 借金を借りて経済活動するのは経営者&投資家目線
  • 借金は経済活動するにおいて重要
  • 低金利で借りられるのは有利
  • 無金利30年1億は絶対借りる(持論)
  • 借りたお金はしっかり返そう

となります。

また会いましょう

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