前回は経済的自由についての記事を書きましたが、今回は経済的自由人になる方法を書きたいと思います。
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という式をご存知でしょうか?
過去にトマ・ピケティ氏が21世紀の資本論で発表した式になりますが
r(資本収益率)の方が、g(経済成長率)を上回ると貧富の差は広がる。というものです。
r=不動産や株式投資、債権、(人にお金を貸すこと)での儲かる割合。
g=労働収入の伸び率
ということなので、資本家と労働者の経済格差は色がり続けるというものです。
r(資本収益率)の方が、g(経済成長率)を上回ると貧富の差は広がる。
資本を得て、資本主義を味方にしないと経済的自由を得ることは出来ないということになります。
経済的自由人になる方法
サラリーマンが経済的自由を手に入れるためには、まず、お金を得る必要があります。いわゆる、経済的自由を手に入れるための最初の種銭となります。
サラリーマンは自分の労働力を売ってお金に換えますので、まずその分しっかりと働かなければいけません。
汗水流してしっかりと労働して得たお金で、資産を購入します。ここで、贅沢や無駄遣いをしてはいけません。
労働で稼いだお金を使ってしまうと、資産を持っていない人は再び労働でしか取り返すことができなくなるので、最初資産を貯めて、不労所得を得ることが非常に大事になってきます。
経済的自由を得るための不労所得
前回の記事で不労所得の種類をすべて載せましたが、ここではサラリーマンが経済的自由を得るために購入すべき資産を抜粋して書きます。
株(配当金)
まず、不労所得の代名詞ともいえる株について説明します。
株は小額から購入出来て、購入後はほとんど何もすることがない不労所得となります。
株は、株価自体が値上がりしたときに得られる、キャピタルゲインもありますが、経済的自由を手に入れる方法としては不向きなので敢えて省きます。
会社の株を購入することで、会社が売り上げたお金から経費を引いて残った純利益を配当という形で株主としてお金を得ることができます。
株の配当利回りは、0%~7%におおよそ収まっていると思います
経済的自由を手に入れるために購入する株は
- 高配当株
- 連続増配株
- 安定株
等が向いており、基本的に長期にわたって安定して配当を出す会社を選定することが好ましいと思います。
株で経済的自由を得るためのシミュレーションをしてみます。
- 共働き夫婦世帯、子供なし。
- 夫婦合算手取り年収550万円(年間2%増加)
- 年間生活支出300万円(月額25万円)
- 現資産0万円スタート。
- 家族の増減は無し。
- (手取り年収-年間家庭支出)=株を買う
- 資産が生み出すインカムゲインは年間2.5%(税抜き後)
- 株は再投資
- 資産は100%米国株を想定し、年間6%増配するものとする。
夫婦の個別年収は日本人の平均年収の400万円を想定、生活支出も2人以上の世帯平均から算出しております。

結果は19年後に経済的自由を得ることができます。
あくまでも、平均的な数字ですがこれより年収が高かったり、生活支出を抑えれる人はもっと早く株で経済的自由を手に入れることができます。
不動産
経済的自由を手に入れた方で多いのは株より不動産の方が多い気がします。
不動産の不労所得は、不動産を人に貸してその賃料で不労所得を手に入れる方法で、さらにそこから、修繕費、固定資産税、管理費、等々経費を引き手残りに残った所得のことを言います。
不動産の期待利回りは一概には言えませんが、株の配当金を上回ることがほとんどです。
不動産の利回りは株を上回りますし、ローンを組んで不動産を購入して賃料を得ることができますので、その点は株より優れていると思います。
不動産の不労所得のメリットは
- 安定した不労所得を得られる。
- お金を借りて投資ができる
- 自分で物件をコントロールできる
- 経費で物件をグレードアップさせれるので資金効率が良い
- 法人を立ち上げることによって経費の幅も広がる
- ハイパーインフレ対策になる。
等があります。
ただ、不動産のデメリットとしては自分で経営すると不労所得ではなく自分でやることが非常に多く不動産経営をすると考えたほうがいいと思います。
不動産は株と違って参加者が少ないため、物件価格が上昇しているさなか、様々な理由で安く売られていることがあります。
相続で売り急いでいる、破産して売り急いでる、値付けミス等々がありますので毎日のように物件サイトでチェックして安い物件があれば不動産会社に問いあわせてみるなどして、お宝物件を見つけ充てることあります。
そして、不動産を購入する金額が大きいことから参入障壁が大きく、参入障壁が少ないためその点優位に行動できます。
不動産を不労所得にするには向き不向きがあると思いますが、経済的自由を本気で得たいと思うのであれば、購入してみるのもありかもしれません。
まとめ。
資本主義を味方にして経済的自由を手に入れるためには
- 収入を増やそう!
- 生活支出を下げよう!
- 資本(株、不動産)をたくさん購入しよう!

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