全く投資に興味のない知人から、 利回り4%の新築ワンルームを金利1.7%のフルローンで契約したと報告を受けました。
その話を聞いたときは、幸いにもクーリングオフ期間内だったので、5時間ぐらい新築ワンルームマンション投資の危険性を説明しましたが、、、、、、
私の長時間の説得も虚しく、知人はそのまま契約すると決断に至ったのです。
知人が契約に至った経緯を記事化します。
前回の記事の続きになりますので、前回の記事を読んでいただけると幸いです。
解約すると決心した後に着た知人からの連絡。

正直、この連絡が来たときは非常にガックシ来ました。
私の話は、ただの強欲主義の金儲け話にしか聞こえていなかったのでしょうか?
「利回り」も知らなかった鴨葱太郎に
①会社や不動産の営業マンが悪いわけでは無く、単純に鴨葱太郎が購入しようとしている物件が、マイナスのキャッシュフローを生み出し、且つ周辺相場を見ても明らかに高い物件であること。
②この物件を購入できる人は所得税が最高税率でお金が有り余っているぐらいの人が、節税対策や相続で買うような物件であること(それでも正直微妙。)
③そもそも独身なので、生命保険代わりだとしてもいらないこと。
④鴨葱太郎は、そもそも貯金が少なく、空室になった際の支払いが滞り破産する可能性が非常に高いこと。(購入した時点で純資産は大幅なマイナス。)
⑤そもそも、不動産、税務、財務、金融の知識が皆無だから、仮に不動産投資をしたいなら勉強してからやること。
を分かりやすく噛み砕いて5時間ほど説明をしましたが、全く響いておらず、理解すらしてもらえなかったようです。
金融知識がまったくない知人に、上記の内容を詰め込んで話したので理解できないのに無理はないかもしれませんが、はっきり言って救いようがない鴨です。
がっかりしたのと同時に、金融知識がない人に、金融知識がある側の常識を教えようとしても、別世界の考えすぎて、考えを180度ほど切り替える必要があり、簡単では無いということを実感しました。
これ以上説明しても無駄だと悟った私は鴨葱太郎に、こう言いました。

最後に決断するのは自分。
最低でも勉強をして、知識を蓄えてから決断したほうがいい。
知人の決意
また後日、鴨葱太郎から連絡が来ました。

鴨葱太郎に会社の上司や営業マンの解約を阻止する工作があったのかもしれませんが、鴨葱太郎が何を考えて購入すると決めたのは、もはや私には理解できませんでした。

と伝えましたが、今度は私への依存が始まりました。

もちろん、鴨葱太郎にはしっかりと説明してきましたし、最低でも50冊以上本を読みなさいと伝えています。
正直厳しいです。

ありすぎて、もう説明できない。
あと申し訳ないけど、ワンルームマンション投資はやったこと無いから分からない。
と説明して、鴨葱太郎から距離を取ることにしました。
ファイナンシャルリテラシーが無いと人生終了。
ファイナンシャルリテラシーとは具体的に言うと、
「お金に関して正しく理解し、適切な決定と行動ができるようにするスキルと知識」
ファイナンシャルリテラシーが無いと、明らかに失敗するであろう、新築ワンルームマンション投資の判断が付かず鴨にされてしまいます。
「新築ワンルームマンション投資は危険だ!」という話は不動産投資家の中では周知の事実ではありますが、ファイナンシャルリテラシーがない人に必死に説明しても理解してもらえません。
このような、罠のような話は氷山の一角に過ぎないと思っています。
あらゆるところに、世間では当たり前になっているような、商品、制度にも罠が転がっています。
罠に引っかからないためにも、本を読みファイナンシャルリテラシーを身につけたほうががいいと思います。
ファイナンシャルリテラシーは人生において最重要な知識だと思います。
ファイナンシャルリテラシーは金儲けの話ではなく、自分の大切なお金を守るため、且つ最適に使うための知識でもありますので、今回の話を教訓にして、同じような罠に引っかからないようにしていただいたら幸いです。
また会いましょう!
そして、やっぱり投資じゃなくて年金対策だよ!金儲けの話じゃないよ!